室内のミニビニールハウスでミニトマトを栽培しているのですが、真冬のハウス内の温度を保つための方法を考えています。
真冬のミニトマトは室内でも元気に育つことができません。
様々な方法を試してみましたが効果を上げることができませんでした。
合わせて読みたい:ミニビニールハウス【保温】水槽用ヒーターを代用してみた結果
合わせて読みたい:【温室を作る】アンカでミニビニールハウス内の温度は上昇するのか?
そんな中、低価格で確実にハウス内を保温できる保温電球という物を見つけたので使い方などを紹介します。
上記の小さめのビニールハウス内を温めます。
園芸用のパネルヒーターですと、一番小さい物でもこの小さいビニールハウスの中に置くとハウス内のスペースがなくなってしまうんですよね…
ヒーターが大きすぎてビニールが溶けてしまう可能性もあります。
まず、用意する物をまとめました。
目次
保温電球を使用するのに必要な物
保温電球
ストーブのように空気中を温めることができる熱電球です。
20wくらいからありますが、パワーのある100wをおすすめします。
ソケット
標準の大きさの電球が入るE26です。
保温電球は使用中かなり高温になるのでプラスチック製ではなく陶器でできている物を選んでください。
サーモスタット
設定した温度になると電源を切ってくれる装置です。
これがないと保温電球の電源をずっと入れたままとなってしまうのでハウス内の温度を一定に保てません。
電球ガード
100wの保温電球の表面は最高で200℃になります。直接触ってしまうと火傷することもありますし、燃えやすい物が触れれば火災の原因にもつながります。
電球ガードはなくても機能しますが、安全のために設置すると良いでしょう。
保温電球の使い方
ソケットに保温電球を取り付け、電球ガードを設置しました。
ソケットの下の木の板はダイソーで買ってきてネジ止めしました。
ソケットのままだと万が一、保温電球が倒れるようなことがあったときに危険ですよね。
温度設定
次にサーモスタットを用意します。
サーモスタット本体にあるダイヤルで温度を設定できます。(15℃~40℃)
設定した温度になると電源の供給が切れ、下回ると電源が供給されます。
サーモスタットにつなげる
サーモスタットから出ている電源に保温電球をつなげました。
保温電球はストーブのように真っ赤になって熱を放出します。
なかなか強力ですよ。
どれくらい温まる?
十分なパワー
ミニビニールハウスをかぶせて温度の上がり具合を確認しました。
外気温度が21℃のとき1時間で31℃までハウス内の温度を上げることができました。
その後はそれ以上温度が上がることがなかったので、この大きさのハウスですと外気温+10℃です。
保温電球の説明書には、幅60 高さ45 奥行45の密閉された容器で使用すると+15℃と書かれていましたが条件によって異なるようです。
10℃上げられれば十分ですけどね。
ちなみに保温電球のワット数で悩んでいる人のために40wを使用したときの温度の上がり方を記載しておきます。
100wと比べるとかなり小さい40wの保温電球ですが、小さいのは大きさだけではなくパワーも極小でした。
こちらも同じく説明書には幅60 高さ45 奥行45の密閉した容器で使用する条件で外気より7℃上昇すると書かれていたのですが、私の環境ではたったの2℃しか上昇しませんでした。
まったく使い物になりません。
60wでもたかが知れているので最初から100wを選んだ方が得策です。
気になる電気代
サーモスタットがあれば大丈夫
気になる電気代ですが、1kwh当たり22円の計算で1日24時間で52.8円
1ヶ月1584円と莫大な電気代となってしまいますが、サーモスタットが電源を入り切りしてくれます。
ハウスの保温効果もありますから実際には1日10時間(660円)くらいしか使用しないと思います。
私の場合サーモスタットの設定温度を25℃にしてあるのですが、1日5時間くらいしか稼働していません。
室内なら暖房器具を使用したりして温度が上がるのであまり電気代は気にならないでしょう。
まとめ
ミニビニールハウスは保温電球でばっちり温度を上げることができました。
サーモスタットを使えば電気代も微々たる物です。
園芸用のパネルヒーターを使うまでもないんだよなって人はパネルヒーターより安く設置できる保温電球を検討してみてはいかがでしょうか。
本日は以上!