部屋の湿度は40%から60%くらいに保っておくと良いとされています。
湿度が40%以上あれば空気中のインフルエンザのウィルスが減る傾向にあり、50%ならインフルエンザウィルスは3%しか生存できません。
40%を下回った状態ですと、朝起きたときに乾燥でのどがやられていたり肌がカサカサになり肌荒れの原因にもなります。
部屋の湿度を上げるには加湿器を使うのが便利ですよね。
水を加熱して水蒸気で加湿する従来の加湿器ではなく、超音波の振動で水をミストにして噴霧する超音波加湿器が人気ですが、上手に加湿器を使えていますか?
加湿器で床が濡れる原因
よくあるのが加湿器をつけていたら床が水滴でびちゃびちゃになってしまったと言うトラブルです。
部屋全体を加湿できる大型の製品に多く、上記写真のような時間当たり250mlから300ml加湿できるパワフルな加湿器は注意しなければなりません。
床が濡れる原因はいくつかあります。
加湿器を床に置いている
加湿器から出る噴霧は空気中で蒸発して湿度を上げています。
空気中で蒸発しきれなかった噴霧は、そのまま落ちて床を濡らしてしまうんです。
噴霧が蒸発しやすいように加湿器はテーブルの上などに設置してください。
すでに部屋の湿度が充分ある
就寝時に加湿器をつけっぱなしにした状態が長時間続き、部屋の湿度が上がり過ぎてしまうときがあります。
部屋の湿度が高すぎると加湿器から出た噴霧は空気中で蒸発できなくなり床に落ちてしまいます。
加湿器のタイマーを使って湿度を調整するか、事前に部屋の加湿を充分にしておいて就寝時には加湿器を使用しないというのもありだと思います。
加湿器の周りだけ湿度が高い
超音波式の加湿器は水蒸気ではなく霧を出して(噴霧)加湿しています。
霧は重いので広い部屋では全体にまで霧が行き届きません。
加湿器の周りだけに霧が溜まり、その場所だけ湿度が上がり過ぎてしまい床を濡らしてしまうことがあるんです。
部屋に空気の流れを作り加湿器から出た噴霧を分散させると良いです。
エアコンを使用しているのなら、エアコンのそばに加湿器を置けばエアコンが噴霧を吸い上げ部屋全体を加湿してくれます。
部屋湿度を安定させるには
ミニ扇風機が使える
エアコンを使用していないときは小型の扇風機がすごく便利だったので紹介します。
USB接続で使える安い扇風機なんですが充電式なのでコードレスでも使用可能なんです。
首は上下左右360度回転させられるので好きな所に風を当てられます。
台座がクリップ式になっていてテーブルに挟んだり、高い所に挟んで上から下に風を送るようなこともできます。
加湿器の横に扇風機を設置して下から上に風を当ててやれば、加湿器から出た噴霧が扇風機の風に乗って部屋全体に広がります。
扇風機がない状態ですと噴霧は加湿器の上でどんよりと溜まっています。
これでは噴霧はうまく空気中で蒸発することができません。
扇風機の風を送ると広がった噴霧が一直線に斜め上に向かっているのが分かります。
部屋に空気の流れができ場所を問わず湿度が安定します。
加湿器の近くは湿度が60%あるけど少し離れると40%しかないと言うダメな状態を防げるんですよ。
まとめ
ネット上で「超音波加湿器で床が濡れたので返品しました。」なんてレビューをたまに見かけますが、超音波加湿器が原因の例は少ないと思います。
使用方法をよく確認して加湿器の力をフル発揮させ快適な湿度で過ごしてください。
本日は以上!