カップ麺もインスタントラーメンも昔よりすごくおいしくなりましたが、お店で食べるラーメンと比べてしまうと、まだまだ足元にも及びません。
やっぱり、乾麺では生麺のようなモチモチした食感が出ないんですよね。
生麺を使わずにモチモチの本格的な麺を作ることはできないものか…
ある物を使うと麺が超おいしくなることが判明したので紹介します。
目次
ラーメン屋さんみたいな本格ラーメンを作るには?
麺はパスタで代用
はい。
序盤からいきなりネタばれしちゃってますが、そうなんです。パスタをラーメンの麺に代用するとおいしくできるんですよ。
しかし、パスタだけじゃダメなんです。重曹も使うわけなんですが、どうやってモチモチ食感のおいしい麺にするのでしょうか? 一緒に作ってみましょう!
パスタで本格ラーメンを作る
塩と重曹を投入
1Lのお湯を沸かしたら塩を大さじ1杯、重曹を大さじ1杯入れます。
重曹を入れると、お湯が一瞬泡立ちますので注意してください。
ゆで時間は長め
パスタを一人前分の100g投入します。
ぶっちゃけ、これだけでいいんです。これだけでモチモチ食感の麺になります。
すごいですよね。重曹がパスタに何をするのかは後程説明するとして、ラーメン作りを続けます。
ゆで時間は通常よりも2分長めにしてください。このパスタは「ゆで8分」なので10分間ゆでます。
スープを準備する
パスタをゆでている間にスープを作っておきましょう。
味噌・ダシ・ラー油・ごま油・にんにくを少々入れて適当に配合しました。
市販のスープの素を使用した方が100倍おいしくなるので、お好みのスープの素を購入しておくことをおすすめします。
いろんな種類があって味も本格的です。
麺がゆで上がる前に、別の鍋でスープ用のお湯を沸かしておきましょう。
麺がゆで上がったらザルにあけて湯切りをするのですが、ザルにあける前に麺がお好みのかたさになっているか確認しておくとよいでしょう。
重曹成分の付着が気になる方は、お湯で軽く洗い流してください。
湯切りは、しっかりやらないとスープの味が変わってしまいます。
その昔、恐ろしく高い位置から豪快に湯切りをするラーメン屋さんが人気になりましたが、ご家庭であそこまでやってしまうと周りが超引いてしまうので、あまり目立たない程度に行ってください。
スープの素を仕込んでおいたどんぶりに麺を入れたら、すかさず熱湯を注ぎます。
スープがぬるくなってしまったら今までの苦労が台無しですからね。
パスタ麺ラーメンを食べた感想
お好みの具材でトッピングすれば、パスタを使った本格ラーメンの完成です。
アツアツの内にパスタ麺がどのような仕上がりになっているのか試食してみます。
完全に中華麺に
こ、これはっ!! ラーメンに入っている中華麺の香りがします。
写真だと麺のモチモチ食感がまったく伝わらないのですが、生麺みたいなモチモチしたコシのある麺になりました。
これ、スープがいい加減だったのであれですが、きちんと市販のスープの素を使っていれば、かなりレベルの高いラーメンになっていたはずです。
とにかく、麺がやばいくらいおいしいです。
モチモチの中華麺になる理由
中華麺は焼きそばやパスタと同じ小麦粉を材料にして作られています。
焼きそばとパスタとの違いは、かん水が入っているかいないかなんです。
かん水が入っていると「コシ」や「モチモチ食感」が生まれます。
このかん水はアルカリ塩水溶液なんですが、炭酸水素ナトリウムの重曹をお湯に入れることで炭酸ガスが発生し、かん水に変化してしまうのです。
ちょっと難しいのですが、ようは化学反応が起きてパスタが中華麺と同じ原料になるってことです。
まとめ
作ってみてびっくりしました。こんなにおいしい麺になるなんて正直思っていなかったんですよ。
テレビなどでも取り上げられたことのある有名な方法ですので、だまされたと思って一度お試しください。
あっ、スープの素は自分で作ろうとせず市販の物を使用した方が間違いありませんよ。
本日は以上!