缶ジュースや缶ビールを数本冷やすだけの小型冷蔵庫が自分の部屋に欲しい!
そんなことで購入したポータブル冷蔵庫なんですが、冷却機能がいまいちなんですよ。
機種によって冷却機能は違うわけですが、比較的パワフルの機種を選んだにも関わらず、夏場の暑い日になると冷却機能がグッと下がってしまいます。
そこで今日は、冷えないポータブル冷蔵庫の冷却機能を簡単にアップさせる方法を紹介します。
ポータブル冷蔵庫が冷えない
私が愛用しているポータブル冷蔵庫です。
縦型にも横型にもなり、横型にするとクーラーBOXのように肩紐をつけて持ち運びができるって優れものです。
ACアダプター付きで車の中でも使えて冷却機能も他機種より高めの商品です。
ポータブル冷蔵庫って冷やし方が普通の冷蔵庫と違うので、中に入れている物によって冷え方が変わってきます。
熱伝導の良いアルミ缶などを入れた方が、ペットボトルや紙パックの飲料を入れるよりよく冷えますよ。
夏場の使用は困難
小型で使いやすいポータブル冷蔵庫ですが、やっぱり部屋の温度が高くなると冷却機能が低下することが目立ちます。
部屋の温度が35.7度のとき、冷蔵庫の中は7.5度でした。
夏場の暑い日に窓を閉めっぱなしで外出して戻ると、室内は40度を超えるくらいの温度になりますからね。
今のままでは夏場は冷蔵庫としての機能を果たしません。
私は、夏場でも部屋でキンキンに冷えた缶ビールが飲みたいんですよ、このポータブル冷蔵庫を使って!
冷却機能をアップさせる
ヒートシンクを利用
そこで買ってきたのがヒートシンクです。
ヒートシンクはACアダプターやHDDなど、熱を持つ機器に付けることで効率良く熱を逃がすことができるアイテムです。
逆に、冷蔵庫内に冷気を拡散することも可能なわけなんです。
ポータブル冷蔵庫の中にネジが4つ、計2ヶ所あります。
機種によって1ヶ所の場合もありますが、このネジ部分が一番冷える場所です。ネジから冷気をヒートシンクに伝道して拡散します。
ヒートシンクのサイズ選びは、ネジが隠れる物をチョイスしてください。
このポータブル冷蔵庫のネジの間隔は40mmだったので、40mm×40mmのヒートシンクを購入しました。
ヒートシンクの大きさに注意
ヒートシンクの高さは11mmの物にしました。
ここの選び方は自由なのですが、高さが高いほど拡散しやすくなるので冷却機能はアップします。
でも、20mm・25mmって高さにすると、冷蔵庫の内容量を圧迫するんですよ。
実は、前回使用していたヒートシンクの高さが25mmだったのですが、缶ビール2本分くらい内容量が少なくなってしまいました。
いろんなサイズのヒートシンクが売っているので、自分に合ったサイズを選んでください。
熱伝導両面テープ
このヒートシンクのいいところは最初から熱伝導対応の両面テープがついていること。
熱伝導テープって別に購入するとなると1000円くらいしますからね。テープを買ったとしても他の用途にはほとんど使いませんから、できれば両面テープ付きのヒートシンクを選んだ方がいいです。
ヒートシンクのサイズ選びで、どうしてもいいのがない場合は別ですけど。
ヒートシンクを取り付ける
とっても簡単です。
熱伝導の両面テープでネジが隠れるようにヒートシンクを貼り付けてください。
ちなみにネジがない真ん中の部分も冷たくなるのでヒートシンクを取り付けました。
驚きの効果
効果てきめんです。
部屋の温度(35.0度)なるべく最初と同じになる日を選んで撮影しました。
ヒートシンクを付けたおかげで冷却機能がかなりアップしました。
冷蔵庫内が3.4度ならキンキンとまではいかないものの、帰宅後に冷えた缶ビールがすぐに飲めますよね。
取り付けたヒートシンクの周りをみてください。ボコボコしてるでしょ?
これ、凍り付いているんですよ。
広範囲に渡って霜が付くくらいの冷却機能ってことです。これなら夏場でも十分使えますね。
まとめ
ポータブル冷蔵庫をより冷やすためにヒートシンクを使ってみました。
実験は大成功だったのですが、お使いのポータブル冷蔵庫の性能によっては凍り付くまで冷却機能がアップするとは限りません。
そもそも、ポータブル冷蔵庫ってあまり冷えないんですよね。
ただ、ヒートシンクを付ければ今よりも確実に冷却機能は上がります。
ポータブル冷蔵庫の冷却不足でお悩みの方は、あきらめる前に試してみてください。
本日は以上!