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蚊に刺されたのにすぐに痒くならない。次の日に痒みが出るメカニズム

先日、野外でバーベキューをしました。

20人が集まる盛大なバーベキューだったのですが、近くに雑木林があったせいで蚊がブンブン飛んでいたんです。

周りの仲間達は「かゆい、かゆい!」と大騒ぎをしていたのですが、なぜか私だけまったく痒くないという不思議な現象が起こったんです。

今日は、その原因と蚊に刺されたときに体の中で何が起こっていたのか?なんかを説明したいと思います。


すぐに痒くならない原因

蚊に刺された後の反応は体質によって即時型遅延型に別れます。

すぐに痒くなる人は即時型

次の日に痒くなる人は遅延型となります。

また、私のように両方の体質を持っている人もいるんですよ。すぐに痒くなるときもあれば、次の日に痒くなるときもある。

この体質なんですが、蚊に刺された頻度によって変化するんだって。

まずは、蚊に刺されると何で痒くなるのか?から説明していきます。


なぜ蚊に刺されると痒くなるの?

蚊は血を吸う前に唾液を注入します。

この唾液は、麻酔の役割と血液を固まらなくする効果があるんですよ。

麻酔の効果は、もちろん血を吸っていることに気づかれにくくするためのものです。

それと、血液が空気に触れて固まってしまうと、蚊にとって都合が悪いので、血液が固まらなくなる成分も唾液には含まれているんです。

この唾液がですね、体に入るとアレルギー反応を起こしてしまうんです。それが痒くなる原因です。

アレルギー反応の有無

蚊の唾液は体にとって有害なものなので排除しなければなりません。

だからアレルギー反応が起こるんです。

しかし、あまり蚊に刺されたことのない人の場合、蚊の唾液が有害なものだという認識が遅れてしまうんです。

認識が遅れてアレルギー反応が出ていない場合、蚊に刺されても痒くありません。

蚊の唾液が痒みを起こしているのではなく、唾液を排除しようとする体が痒みを起こしているのです。

蚊に刺されてアレルギー反応がすぐに出る人が即時型、認識が遅く反応が出ない人が遅延型となります。

即時型から遅延型への変化

この即時型と遅延型は、蚊に刺された頻度によって変化していきます。

最初はみんな遅延型です。

明確な回数は決まっていませんが、蚊にたくさん刺され続けていると、体が蚊の唾液を悪いものだと認識します。

すると、蚊に刺されたらすぐにアレルギー反応が出るようになり、即時型になります。

蚊の種類によって唾液の成分が微妙に違うので、刺された蚊やそのときの体調によって、私のような即時型と遅延型の両方の症状が出る人もいるのだと思われます。

近いうちに即時型になるんでしょうね。

まったく痒くならない人もいる

遅延型から即時型の変化について説明しましたが、即時型はさらに進化があります。

長い年月蚊に刺され続けた末に行き着くところは、蚊の唾液の抗体ができてしまった体です。

蚊に刺されてきた回数が多いお年寄りには唾液の抗体ができてしまい、蚊に刺されても痒くならない人がいるんですよ。うらやましいですね。

まとめ

蚊に刺されてもすぐに痒くならないのは、体が蚊の唾液を悪いものだと認識するのが遅れてしまうからでした。

アレルギー反応が出なければ蚊に刺されても痒くなりません。

アレルギーの出方はまちまちですが、体が唾液を有害なものと判断するかしないかで痒みの有無があるということですね。

遅延型の虫刺されには、ステロイドが入った塗り薬が効果的です。

ステロイドが入っていないものとステロイドが入っているものがあるので、購入時に確認してみてください。

本日は以上!